E c l i p s e
今日は日食なんだって
そう言う君の表情はいつもの笑み
あいまいに頷いて次の言葉を待つ
今日見ないと、あと三百年は見れないんだって
君は僕を見ずに言う
視線を空に上げ、目を細めて指をさす
ほら、もうすぐ始まるよ
つられて僕も空を見上げる
少しずつ、ゆっくりと、真昼の月が欠けてゆく
不思議だね
君は瞬きするのも惜しいというように
しっかりとその情景を焼き付けている
三百年ぶりに出会えたんだね
あの月と太陽は
真昼の月と真夜中の太陽が邂逅して
刹那の闇が訪れる
その短いセピア色の世界の中で
僕は真実を告げる
ずっと、一緒にいて欲しいんだ
EcliPse【2003.7.21】
日食ネタ。
コレ…以前のサイトで掲載してたかもしれないです。
確か本当に皆既日食があるとかないとかでニュース聞いたときに書いたモノ、だと思うんですけど。
記憶なんてあっさり修正されちゃうので、そう勘違いしてるだけなのかも;
どうでも良いですけど日食が300年に一度ってなことは無いと思います……。
調べてないんで正確には何年毎とは言えないんですが、多分十数年に一度、くらいかな?
これまでで部分日食、皆既日食、皆既月食をそれぞれ一回見たことがあります。
あれもースゴイ時間かかる(笑
でも、不思議。やっぱり昼間なのに薄闇色の紗がかかったみたいになったりする。
セピア色の世界って詩中で書いたんですけど、ホントにそんな感じした。
見てるぶんには暇ですが、こういった天体現象大好き。
うーん、詩に関しては…
『一瞬の邂逅しか果たせない月と太陽』と『ずっと一緒』のあたりの対比、とか?
って今考えたんですけど。